「うる星やつら」の博物 誌

原作 コミックス02.04 ワイド版 01.14 あやつり人形
テレビアニメ 第十四話 念力ウラミのあやつり人形


主な登場人物

・諸星あたる
・あたるの母
・あたるの父
・ラム
・念動力ゲームの人形 (丑の刻参り)
・三宅しのぶ
・錯乱坊
・野良猫
・しのぶの母
・しのぶの父


あらすじ

 あたるが夕食の後片付けをしようとすると、身体が勝手に飛び上がって、茶碗を割ってし まう。割った 茶碗を片付けていると、またしても身体が勝手に 折れ曲がる。

 あたるは、ぼやきながら二階の自分部屋へ上がって行くと、ラムが何かの袋を隠す。あたるは怪しいと思いラムにとびかかると、袋から人形が飛び出る。それ は、ラムの星ではやっている、念動力ゲームの人形で、人形を作りその中にそのモデルの髪の毛を入れると、モデルはその人形の通りに動くのだ。


あたるは、この念動力ゲームの人形を見て、「丑の刻参りと同じ原理なのだ。」というので すが、丑の刻 参りの藁人形については、この後、別な話しに何 度か出てくるので、今回は、16世紀にドイツのフランシスコ修道会の修道士が書いた話を紹介します。


魔法をかけて、袋が帰って来たこと 

 ある商人の女房が老婆に一グルデン与え、「夫が私の言うことを聞くようにする術を教え て下さい」と 言った。老婆は女房にその方法を教えた。

 女房は夫に眉毛をくれるように頼んだ。男は、「分かった、床屋へ行ったら眉毛を取って、お前に持ってきてやろう」と答えた。しかし、男は、自分がいつも 背負っている袋の毛を切って女房に渡した。

 男が仲間の商人たちと旅に出かけ、夜宿屋に着くと、壁にかけた袋が踊り始めた。しばらくすると袋はいっそうひどく暴れて、ついに壁から飛び降りてしまっ た。戸を開けてやると、袋は外へ飛び出し、ついに家に帰り着き、戸をノックした。女房は夫が帰って来たのだと思って迎えに出ると、それは夫の袋だった。

 さて夜が明けると商人は家に帰って来て、かわいそうな女房をひどくなぐりつけた。それで女房は夫が帰って来たのだということがよくわかった。


2003/09/21日
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