らんま1/2 連獅子


2006年03月31日

らんま1/2 15.11 動乱の行方 高橋留美子 小学館
らんま1/2 15.11 動乱の行方 高橋留美子 小学館

この乱馬の姿は、歌舞伎の連獅子(れんじし)ですね。

連獅子

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お正月の芸能人かくし芸大会などで、こんな姿で髪の毛をぐるぐるん回しているのを見かけますね。
白い方が父親の獅子で、赤い方が子供の獅子を表しています。

この話は、能の石橋(しゃっきょう)という演目から翻案されたのですが、その過程で、「獅子は子供を崖から突き落として鍛える。」というような話が付け加 えられます。

らんま1/2 13.05 特訓!!螺旋地獄 高橋留美子 小学館
らんま1/2 13.05 特訓!!螺旋地獄 高橋留美子 小学館

うる星やつら ワイド版 07.09 
ブルマーを求めて!! 高橋留美子 小学館

うる星やつら 15.03 ブルマーを求めて!! 高橋留美子 小学館

新巨人の星でも、星飛雄馬のコーチのビッグ・サンダーは、この歌舞伎を見たことこら、 飛雄馬を鍛えるために、他のチームへ行ってしまうのでした。(記憶が曖昧なので、機会がありましたら、きちんと調べたいと思います)

ところで、乱馬のこの姿を見て、周りの人たちは、「妖怪だーっ。」と驚いているのですが、その観点からすると、次の絵が思い当たります。

水木しげるの妖怪文庫 (二) 二口女(ふたくちおんな)
水木しげるの妖怪文庫 (二) 二口女(ふたくちおんな)

悪い継母が、先妻の子に食べ物を与えなかったので、その子は餓死してしまう。その子の四十九日目に、その家に薪を割る男が働きに来ていたが、あやまって、 その継母の後頭に斧を当ててしまう。その傷はいつまでも治らず、傷口は唇の形になり、骨が出てそれが歯のようになり、内から肉が出て舌のようになった。一 定の時間が来ると激しく痛み、そのとき、食べ物を入れると苦痛が止まる。そしてその後ろの口は、「あやまれ、あやまれ」とひとりごとを言うようになる。

髪の毛で操るという観点からすると、犬夜叉の「逆髪の由羅」ですね。

犬夜叉 01.06 逆髪の由羅 高橋留美子 小学館
犬夜叉 01.06 逆髪の由羅 高橋留美子 小学館

リンク
歌舞伎のおはなし 54.石橋物
http://www2.rosenet.ne.jp/~spa/kabuki/html/ess/ess054.html

謡曲 石橋
http://www.kanazawa-bidai.ac.jp/~hangyo/utahi/text/yo250.txt

高藤的怠惰日記 「らんま1/2 竜のヒゲ」と「うしおととら」
http://y80404002.blog28.fc2.com/blog-entry-146.html

らんま/考 グルメ・デ・フォワグラの正体

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