らんま1/2
形状記憶合金で出来た首輪
2005年06月24日
らんま1/2 09.03 私をお風呂につれてって 高橋留美子 小学館
ワニのミドリガメくんの首輪は、形状記憶合金で出来ているのですが、この合金は、形を変えても、お湯をかけると元に戻るという、正にらんま的合金です。
こ
の合金が世間に知られるようになったのは、1980年頃にNHKで放送された、夢の最先端技術を紹介する番組からだと思います。この番組のアシスタント
は、当時慶応大学の大学院生だった、宮崎緑さんでした。まさか、その後ニュースセンター9時のキャスターになるとは思いませんでした。それはともかく、そ
の番組では、水素貯蔵合金や、セラミックエンジンなど21世紀に向けた夢の技術が紹介され、その中に形状記憶合金もありました。
ぐにゃり
と潰れた金属にお湯をかけると、復元するというのは、本当に驚きました。しかし、あれから20年以上経って21世紀になりましたが、この合金をほとんど見
かけません。自動車のパンパーなどへの使用が期待されていたはずなのですが、どうも実用化はされていないようです。ちなみに、眼鏡のフレームや携帯電話の
アンテナは、形状記憶合金ではなくて、超弾性合金というのだそうです。
そういえば、上司の人形をこの合金で作って、むしゃくしゃした時などに、ぐにゃりと潰してストレスを発散させたら、また、お湯をかけて復元させる。という
人形があったと思うのですが、あれはどうなったのでしょうか? 今もあるのでしょうか?
ミドリガメくんの首輪に使われているくらいですから、案外気づかぬところで、色々と使われているのかもしれません。
HOME
FRAME