らんま1/2 九能帯刀の正夢


2005年05月17日

らんま1/2 07.01 格闘出前レース 高橋留美子 小学館
らんま1/2 07.01 格闘出前レース 高橋留美子 小学館
九能は、あかねと、おさげの女に、求愛される夢を見る。

らんま1/2 07.01 格闘出前レース 高橋留美子 小学館
九能は、夢の返事をしにあかねの所へやって来る。

この九能の行動は、ギャグ漫画の王道を行くような馬鹿ばかしさですが、しかしこれは、平安時代の夢の解釈に基いているのだと思います。

平安時代には、「夢に恋する人が現れるのは、相手が自分のことを思っているからだ。」というように信じられていました。有名な歌に次のようなものがありま す。

百人一首 18番 藤原敏行朝臣(ふじわらのとしゆきあそん)
住の江の 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ
すみのえの きしによるなみ よるさへや ゆめのかよひぢ ひとめよくらむ

意味:
住の江の岸に寄せる波の”寄る”という言葉ではないですが、夜、私の夢へ通う道さえも、人目を避けて、出てきてはくれないのですね。

注:「住の江」は、大阪の住吉区の辺り、昔は海岸だった。 


コメント:
madridさん
2006/05/15 22:15:06
久能帯刀の記事を書く前に漢字の確認をしようとググったら。。。
ああ、この記事、素晴らしいです。

服部
2006/05/17 20:48:23
madridさん コメントありがとうございます。
褒めてもらえると、励みになります。(^^)
これからも、よろしくお願いします。(^^)

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