らんま1/2 火中天津甘栗拳


2005年05月01日

らんま1/2 5.11 夜店でバトル 高橋留美子 小学館
火中天津甘栗拳(かちゅうてんしんあまぐりけん)
らんま1/2 5.11 夜店でバトル 高橋留美子 小学館
すでに、天道早雲がネタ割りをしていますが・・・・
火中天津甘栗拳は、火中の栗を拾う という諺からとられているようです。

「火中の栗を拾う」 という諺は、一見、中国や日本の諺のようで、時代劇でも使われたりしますが、これは明治以後、西洋から入ってき諺です。

広辞苑には、(ラ・フォンテーヌの寓話から)とありますが、別にラ・フォンテーヌの寓話に限られているわけではありません。話は次のようなものです。

サルとネコ
 盗人として有名な、サルとネコが同じ家で暮らしていたのだが、どちらが大泥棒なのか、なかなか決着がつかなかった。
 ある日のこと、二匹がぶらついていると、暖炉の燃えさしに焼き栗があった。狡猾なサルはネコにこう言った。
「ネコさん、こっちに来て下さい。あなたもお腹がすいたでしょう。どうです、灰の中から栗を取り出してもらえませんか。あなたの爪の方が私の爪よりも、そ ういうことには適していますからね。取り出したら山分けにしましょうよ」
 サルに言われてネコは栗を取り出しにかかった。すると、灰はとても熱く、ネコは手に大火傷を負った。それでもネコはなんとか全部盗み出し、自分の取り分 を貰おうとサルに向き直った。しかし、栗はサルが全部食べてしまっていた。  

泥棒は、仲間内でも信用できない。

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